※上の方に追加画像がございます。是非御覧ください。一級品1730年前後ヘロルトベトガーはヨーロッパで最初に硬質磁器の焼成に成功した人物として知られていますが、マイセンを語る上で絵付けにおいて忘れてならないのが画家のヨハン・グレゴリウス・ヘロルトです。彼は、一度はマイセンから逃げ出したシュテルツェルに連れられウィ―ンからやって来ますが、絵付けの分野の技術ではウィーン窯に後れを取っていたマイセンに多大な貢献をすることとなります。アウグスト強王は念願だった柿右衛門の写しを手掛けることをヘロルトに課し、へロルトは見事その期待に応えました。今書きましたようなことはネットでお調べになれば載っておりますので博識だのなんだのといった言葉は遠い昔のものとなりました。一応体裁を付ける為に何かしら商品説明には書かずにはおられませんからこうして書いておるわけですがそもそもこの品に御興味をお持ちになるであろうお方には説明は要らんのですね。「ふ~ん、そうかい。じゃ、一つ買ってみるか」と通りすがりの方が気軽にお買い求めになる値段でもありませんしましてや私を筆頭にどこの馬の骨が出しているのか分からない買う側からしたらさぞや不安だらけのこういったフリマでこうしたあまり皆様直接御覧になる機会がないあっても少ないものをお出しする場合には毎回悶々としつつもササっと書いて場を汚し(お目は汚さぬよう気を付けております)ついでに茶化した言葉の二、三行も入れてお茶を濁す婆でございますのですみません。余計な事だとは思いますが、口の部分は修復あるいは補強が行われているかもしれません。勿論最初から金で覆われていたとも考えられます。修復痕は全く見られず、形状は完全です。ポット内底に窯傷、外底高台に欠けハンドル、本体足元に金彩の取れ蓋に金彩薄れ有るも欠け無し総じてヒビ割れ無しの極上美品長年のマイセン収集家にとってもへロルトは間口が狭く敷居の高い奥の院といった特別な地位にありますが、往時の西洋の人が思い描いた東洋人の絵付け一つ一つは非常に面白く趣も深く、凄い物を見ているという身震いにも似た感動と同時に思わずニヤリと笑みがこぼれます。ご検討頂けましたら幸いです。(御参考)高さ : 約 21.0 cm幅 : 約 13.0 cm
商品の情報
カテゴリー | インテリア・住まい・小物 > キッチン/食器 > 食器 |
ブランド | マイセン |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |