アールヌーボーを代表するフランスのガラス工芸家、エミールガレの蜻蛉文蓋物でございます。蜻蛉文様はガレの手がけた作品の中でも特に人気のモチーフであり、作品集でもよく見られることからガレを代表するモチーフともいえるでしょう。人気のため手に入る機会も少ない作品でございます。ガレの作品には植物や昆虫をモチーフとしたものが多く見られますが、ガレの作品を見ているとまるで図鑑を見ているかのように錯覚してしまいます。こちらの作品では被せガラスに酸化腐食彫で蜻蛉の紋様を浮かび上がらせることで立体感を表現。特に際立って美しいのが、羽根の部分の網目まで忠実に再現している点です。このような細かな部分までガラスで表現してしまう技術の高さは圧巻です。また、ガレは植物学への造詣が深く、実際に庭で植物を育てていたとされています。ある時その庭に蜻蛉が迷い込んで水面の植物に止まり、この作品へのインスピレーションとなったのでしょうか。ふと、そんな風景を想像してしまいました。底の部分に広がる緑色に見えるガラスは、まるで水面を見ているかのよう。紛れもなく大銘品でございます。蓋の上部と、鉢の側面には「galle」のサインがございます。全くの同一品はなく完全な一品物となります。専用出品は規約違反になるためできかねます。お探しの方も多いかと思いますが、お求めの方はこの機会をお見逃しなく!是非この機会にコレクションの一つとしてお求めいただければと思います。非常に美しい、美術館級の作品になりますので大切に飾ってお楽しみください。【サイズ】高さ 5㎝胴最大幅 約11㎝【状態】良い状態で保存されています。もちろんヒビ、欠け、割れ、修復跡なども見られず、完品でございます。製作時に発生した気泡は見られますが、作品の価値を落とすものではございません。破損のないようしっかり梱包致しますのでご安心ください。禁煙、ペット不在の国内にて保管しております。
商品の情報
カテゴリー | その他 > アンティーク/コレクション > 工芸品 |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |