丁寧に柄の一つ一つを彫り上げた型絵から生み出される、大らかで伸びやかなデザイン。惜しみなく手間暇の掛けられた作品ならではの、高級感に溢れる仕上がり…こちらは【人間国宝・芹沢銈介】さんに長年に渡り師事され、その後に次々と作品が受賞された、型絵染の名匠【下平清人】さんによって染め上げられました。伸びやかでどこか牧歌的な、優しい雰囲気を湛えた下平作品。大変希少かつ高価なお品ですので、ぜひこの機会にごゆっくりご覧下さい。『型絵染』とは、人間国宝・芹沢銈介さんが生み出した名称。構図を描き型紙を彫り、糊を置き、色を挿し、地色を染め上げる工程を一人で一貫して行うため、世界に一つしかない作品です。作家の想いが込められた、様式にこだわることのない自由なデザインが大きな魅力となっています。下平清人さんは、19歳から23年間、人間国宝・芹沢銈介の下で技術を磨き、1958年には国画会新人賞、1962年日本民藝館展奨励賞、1965年国画会野鳥賞といった受賞を経て、1968年に【下平染色工房】を設立。その後も精力的に作品制作を続け、更には国画会賞だけでなく連展厚生大臣賞なども受賞し、御年80歳を超えた今なお制作に励み、『型絵染』の魅力を伝え続けています。繊細なグラデーションが美しい、こちらの生き生きとした【型絵染】の小紋。芹沢銈介さんの仕事に惚れ、学び、昼夜を問わず制作に励んだ下平清人さんの作品には、芹沢作品の流れが見られる逸品。名古屋帯や色無地には稀に出会えますが、これほどまでに手仕事の施されたお着物には滅多にお目に掛かれません。お食事会やお茶会、また観劇・コンサートなど、日常とは異なる、特別オシャレなお出掛けに。お気に入りの名古屋帯やお洒落袋帯と合わせて頂くだけで、大人の女性に相応しいエレガントカジュアルを叶える優れものです。美しい着姿と軽やかな着心地を叶える、名匠【下平清人】さんの大変貴重な【型絵染】の小紋。特別に上質なお着物をお探しのお客様へ…当店から心を込めてお勧めさせて頂きます。 ~鎌倉ふわり~【寸法】身丈 162cm 前幅 23.5cm 後幅 29cm 裄 64cm 袖丈 47.5cm【素材・状態】正絹一度ご着用された程度の、大変きれいなお品です。
商品の情報
カテゴリー | レディース > 浴衣/水着 > 着物 |
商品の状態 | 未使用に近い |