アメリカのビンテージ・クラリネット・ドクターというリペア/リファービッシュ職人から2015年頃購入した、今はなきペンツェル・ミューラー社のアルバート式クラリネット,稀少なC管です。ローピッチなので基本的に440-442Hzでチューニング合います(バレル・マウスピース等によって合わないと感じる場面もあるかと思いますが、私は購入当初「どうせ骨董品」と思って臨んだら予想外にしっかりピッチが定まって驚きました。元来アルバート式自体、クラシックや吹奏楽の合奏における要求レベルには厳しいなか、本機はコンボジャズ、ニューオーリンズジャズ等やギター合奏等でPAもあれば十分使える音程感です。主観ですが)。ケースは非純正品で、別メーカーConn?のB♭管サイズの年代物です。角の布が擦り切れたりしていますが構造的には木製で非常に頑丈、アンティークの旅行トランクなどお好きな方ならケースだけでも嬉しい逸品。重厚な革製の取手が、いい味出してます。詳細、ニーズがあれば追記します。入手の苦労、憧れの奏者の使用機であることなど思い入れがあり出品取り下げもあるかもしれませんが、高級品でなくとも「歴史の証人」かつプレイ可能な楽器。いつか必要とする方にお譲りできれば幸いです。★白いシールテープは調整用に貼った(糊の残らない素材の)ものです。最終的なお届け内容によって必要がなくなれば、きれいに剥がして送ります。上管-バレルのジョイント部は別のバレルに合わせるため貼りました。テノンの角がすこし摩耗していますが、テープを剥がすと通常のコルクがあり純正のバレルとフィットします。★純正のバレルは内側から割れ修正ありです。写真のように内径側で縦に割れた箇所を、高さを盛るような透明の接着剤でアメリカンに雑に(几帳面なリペアマンより前のオーナー時点で)直されてしまっていた様子。このままで問題なく音は出ますが、別途バレル・マウスピースを用意すると見違えたように現代的な操作性になります(予算も3万円ほど余計にかかりました)。ご興味ございましたらコメント頂ければ続報します。付属の純正マウスピース形状、ボア内径などから基本アルバート式ですが、キイワーク等結構モダンな部分もあり見方によってはエーラー式・ドイツ管と捉えてもよい楽器かもしれません。Penzel&Muellerはドイツ移民の職人だそうです。
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > 楽器/器材 > 管楽器 |
商品の状態 | 傷や汚れあり |